イタリアのクリスマス伝統菓子「パネトーネ」の食べ方・シュトーレンとの違い
どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。
過去記事『ドイツ伝統菓子『シュトーレン』を食べてクリスマスを待ち望もう♪』でシュトーレンについて特集しましたが、今回はクリスマスのパンの認知度第2位のパネトーネについて紹介していきます。
パネトーネの認知度も60%台と決して低くはありませんが、パネトーネを販売しているパン屋さんはまだ多くないように感じます。
パネトーネとは?
パネトーネはイタリアの伝統菓子です。クリスマスを待ち望みながら4週間前から食べていく習慣があるようです。
パネトーネ種乳酸菌と呼ばれるイタリアの独特の発酵種を使用しています。イースト菌のようにすぐにはふくらまず、発酵と生地を繰り返し行なっていくので、完成までには時間と労力がかかります。
日本では上記に書いたような独特な製法よりは、サワー種を使用しているお店も増えているようです。
サワー種にバターや卵、砂糖、洋酒漬けのドライフルーツを練り込み、大きめの円筒型のカップに入れて焼き上げたものがパネトーネと呼ばれるパンなのです。
発酵種には乳酸菌が多く含まれていて、焼き上げることで乳酸菌から出る香りが一層よくなり、日持ちのするパンになってくれます。現にイタリアでは4週間という長い期間、パネトーネを楽しみます。
ただし日本ではいくら長い期間といえど、パンなので日数経過とともにパサつき感が出てきます。日本人はしっとりしたパンを好みますが、イタリアではパサつき感があっても気にならないで、パネトーネを好む日本人がまだ少ないのはそこに原因があるかもしれません。
パネトーネの理想的な食べ方
実際に過去にパネトーネを販売したことがありますが、反応はイマイチでした。理由としては、リッチな配合なので価格が高い点、どういう商品が分からない点でしたが、一番大きな理由は食べ方が分からないからなのではと思います。
日本で好まれる食べ方をいくつか紹介していきます。
- 生クリームやアイスクリームを添えて食べる。
- ベリー系のジャムを付けて食べる。
- マスカルポーネを塗って食べる。
- フレンチトーストにする。
上記4点がオーソドックスな食べ方です。カットは縦に放射線状に薄くスライスします。糖分が多いのでトーストすればサクイ感も増しますので、好みでやってみるといいかと思います。
シュトーレンとパネトーネの違いとは?
シュトーレン(ドイツ)もパネトーネ(イタリア)も国は違いますが、どちらも少しづつ食べてクリスマスを待ち望むという伝統菓子です。
発酵方法が異なり、シュトーレンはサワー種、パネトーネはパネトーネ種を使用して生地を作っていきます。どちらもドライフルーツを練り込みますが、パネトーネはシュトーレンほど多くはありません。
どちらも生地は超が付くほどのリッチな配合ですが、シュトーレンは焼き上がったら表面をバターで塗って粉砂糖でコーティングするので、カロリーは恐ろしいぐらい高いですが、パネトーネは意外に高くないようです。
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