ちぎってシェアできる「エピ」の魅力

どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。

バゲット(フランスパン)の生地では、いろいろな種類のパンがあります。

その中で「エピ」というパンがありますが、食べたことはありますか?

ハード系がどちらかというと好まない人でもエピは、好まれて食べられています。

エピとは!?

エピは独特な形をしています。ハサミで交互に左右に開いていますが、あの形は何を表現していると思いますか?

答えは麦の穂です!!!エピは「麦の穂」という意味を持っているんです。

今でこそなじみのあるエピですが、シンプルにカットだけで麦の穂を表現するセンスって素晴らしいですよね。

バリエーション豊かなエピ

日本ではエピと言えばほとんどが「ベーコンエピ」という商品名になっていて、ベーコンが入っていて表面にはガーリックバターやオリーブオイルなどが塗ってあったりするのが主となっています。

しかし発祥のフランスでは、中に何も入れていないプレーンタイプが主流となっています。

中に入れるのはベーコンとは限らず、チーズを入れたり、和風テイストを表現するためにきんぴらごぼうを入れて表面に醤油を塗られたアレンジもあります。

エピが人気ある理由

ハード系は好みがはっきりするジャンルです。

特に日本人はふんわり、しっとり、もっちり感を好むし、ハード系は硬いというイメージもあり、特にお子様たちはあまり食べません。

でも不思議にエピは、老若男女問わず好まれるパンなのです。

それはいったいなぜでしょうか?

形をよく考えてみてください。ちぎってシェアしながら食べやすいですよね?かぶりついて食べるよりちぎって食べるパンです。今の日本のパン市場は、ちぎってシェアできるパンがトレンドになっているぐらいです。

エピの魅力

前項で挙げたちぎって食べれる以外にもエピには、素晴らしい魅力があります。

生地の量によっていろいろな食感が楽しめるのです。例えば100g程度の生地だとカリッとした食感、150g以上の生地だと表面はカリッとしつつも中のもちっとした食感も楽しめるのです。

そしてベーコンをはさんだ「ベーコンエピ」は、高温でじっくり焼かれることのよりベーコンの塩っ気が生地に風味をうつし、ベーコンから出た油がパンの底に染み込んで焼かれることで、ジューシーな味わいも楽しめるのです。

エピの成型ポイント

エピのカットは最初は難しいのですが、コツさえ分かればすぐにできるようになります。

発酵したら焼く前にカットを入れますが、まずはハサミでカットするために生地の表面を乾かします。ただし乾かしすぎはダメです。

カットする時は、ハサミを45度ぐらいに傾けて根元まで深くカットし、左右に大きく開いていきます。

開く時は、生地をつまむのではなく、親指と人差し指を交互に使って開いていきます。指跡が残るぐらいつまんでしまうと、発酵した生地にダメージが加わってしまいます。

生地はデリケートです。ハサミを入れるだけでもダメージが加わるので、最小限に抑えるよう注意が必要です。

美味しい食べ方

エピはもちろんそのまま食べても十分においしいのですが、おつまみとしてワインと一緒に楽しむのもありだと思います。

翌日になってしまったエピは、軽く霧吹きをしてからオーブンで焼くことで、カリッとした食感が楽しめます。

電子レンジだとパンの水分が外に逃げてしまうため、おいしさが半減してしまいます。オーブンがなくてもどうしても電子レンジを使用する場合は、最低でも20秒程度に抑えてください。

 






■オススメ&参考書籍など■
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パンづくりに困ったら読む本(著)梶原 慶春、浅田 和宏
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