どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。
バゲットの生地では、いろいろな種類のパンがあるんです!
今回はちょっとおもしろいエピソードがある「ブール」を紹介したいと思います。
ブールとは!?
ブールの特徴は、なんといっても丸い形です。フランス語でbouleと表記され「丸」という意味を持っています。
ブーランジュリー(boulangerie)という名前が入っているパン屋さんが、今は多いですが、ブーランジェリーという言葉はブールが語源になっているのです。
定義としては生地重量が280gで焼成前にクープ(十字や格子状が多い)を入ったパンです。
ブールの特徴
丸型のブールは、他のバゲットの生地と比較すると圧倒的にクラムが多いパンです。
クラストは薄めなので、バゲットのようなカリッとした食感はありません。その変わりクラムが多いので、ふわっとしたパンの風味を十分に楽しむことができます。
ブールの成型のポイント
生地を丸める時はきつく締めすぎないようにしてください。
きつく締めることで生地が荒れて裂け目ができてしまうと、そこからガスが抜けてふくらみも悪くなるし、焼いた時に裂け目もクープのように開いてしまいます。
上の画像を見ても分かるように同じ重量の生地ですが、見た目が異なっています。
左側は力を入れて丸め、右側は普通に丸めた状態の生地です。
力を入れたり、長く丸めていると形もいびつになり、きれいな丸い形になりません。力を抜き、適度に丸めましょう!
ブールは時間がかかるため敬遠されがち!?
ただ単に丸めただけの成型ですが、焼き時間がかかるのです。
丸くて生地重量があるため、中心まで火が通るまでには時間がかかります。それでいてバゲットの生地は糖分が入っていないので、じっくり高温で焼かなければいけません。
バゲットの場合は、生地が細いことで火通りもブールよりは早いため、焼き上がりも短くなります。
ブールに関する今となっては笑えるお話しですが、1920年代前半に朝4時前に働くのを禁じた法律ができました。
今と違って手間暇をじっくりかけていた時代です。それでいてバゲットは糖分も含まれていないことから発酵も時間がかかります。
当然早朝から働かないとお店の開店にブールは出せません。しかしそれを禁じてしまったこでブールは間に合わないので、細くて長いバゲットが作られようになったのが、この法律がきっかけと言われています。
ブールの食べ方
ブールは生地量もありますし、さすがにこのまま食べるというのはなかなかないと思います。
オーソドックスな食べ方はスライスして、広い切り口に具材をいっぱいサンドして食べます。
また丸い形を利用して、中身をくり抜いてシチューなどを入れ、くり抜いたパンをつけながら食べたりもします。
■オススメ&参考書籍など■
パンづくりの失敗と疑問をスッキリ解決する本(監修)坂本 りか
パンづくりに困ったら読む本(著)梶原 慶春、浅田 和宏
■Kindle版■
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