どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。
映画『しあわせのパン』はご存知でしょうか?
2012年に公開された原田知世、大泉洋主演で、北海道の洞爺湖町を舞台した映画。夫婦が経営するパンカフェにやってくるお客さんとのさまざまな人間模様が描かれていました。
映画の名シーン(自分が勝手に言っている)で大泉洋が「カンパーニュが焼けました!」とカンパーニュを運んでくるシーンが強く印象に残っています。
現に自分も映画を見たあとに急にカンパーニュを夢中になって、試作し始めたものです。
上記の画像が映画に影響されて試作したカンパーニュです!カンパーニュなどのハード系をいっぱい焼いて並べるだけでうれしくなってしまいます。並んだハード系を眺めても飽きないのは、完全なる職業病です(^^;)
カンパーニュとは?
冒頭からちょっと熱くなりましたが、カンパーニュはフランス発祥のパンで「田舎」という意味なんです。
田舎という意味でもこんな素敵なパンは、さすがフランスだと思います。天然酵母のパンを売りにきたおばあちゃんが田舎からやってきたということに由来するんだそうです。
カンパーニュの特徴はクラストが厚めで香ばしくて、クラムは大小さまざまな気泡が入って、もっちりとした味わいです。
基本的には丸型となっていて、バヌトンと呼ばれる丸いかごに手粉をふりかけて焼き上げているので円状の模様ができているのです。丸型以外にもお店によってはラグビー型などもあります。
カンパーニュの基本配合
使用する原材料は、基本的にはリーンな配合で小麦粉、ライ麦粉、塩、イースト、モルトですが、ルヴァンや天然酵母などを使用してこだわりを表現しているパン屋さんが多いです。
ルヴァンや天然酵母を入れることで、長時間発酵させて熟成させ、酸味のある味わいを出すのです。
カンパーニュの食べ方
カンパーニュはスープとの相性が抜群です。シチューなどのクリームソース系よりもポトフなどの野菜がたっぷり入ったスープ系がカンパーニュには合います。
カンパーニュにはライ麦も入っているため、ずっしりしていてパサつく食感のため、薄くスライスしてパンとパンの間に具材を挟めて食べたり、ジャムやパテなどを塗って食べることをオススメします。
パンは日持ちしない食べ物ですし、カンパーニュのように劣化は特に早い物は、思い切って具材をたっぷり乗せて焼き上げたタルティーヌなんてのもいいんじゃないでしょうか?
翌日以降のカンパーニュを美味しく食べるには、霧吹きをしてから温まったオーブントースターで2~3分焼き上げると美味しく食べることができます。
保管に関しては、過去記事『パンを美味しく食べるための保存方法~冷蔵保存がダメな理由~』を参照してください。
最後に
カンパーニュを焼く時に使用しているかごは、バヌトンと言います。
1,000~2,000円代といい値段はしますが、カンパーニュ作りには必要な道具です。家庭でパン作りを楽しんでいる方は、100均でザルやかごなど使っているようですが、用途が違いますので壊れやすかったり、湿度を含むことでカビの原因になったりしますので、取扱には十分に注意してください。
専門的な道具バヌトンの方が発酵後のかごからも取りやすいし、手入れをすれば間違いなく長く使用できます。
カンパーニュ作りにおすすめ!
(天然素材) 籐製 発酵かご 丸型 (大) (調理 製菓道具 まんまる堂)
■オススメ&参考書籍など■
パンづくりの失敗と疑問をスッキリ解決する本(監修)坂本 りか
パンづくりに困ったら読む本(著)梶原 慶春、浅田 和宏
■Kindle版■
今日は何のパン作る? cuocaオリジナルレシピ集 (レタスクラブMOOK) (著)クオカプランニング
きほんの手作りパン 失敗しないでどんどん上達 料理コレ1冊!(著)藤田千秋
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