どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。
さて前記事に続き、今回もしつこいぐらい発酵に関する話題を取り上げていきます。
今回も一次発酵に関する続きです。
一次発酵で考えられる困ったケースとして、「生地がふくらみすぎて、どうしよう!」があるかと思います。
ふくらみすぎた生地は使えるか?
発酵オーバーした生地の状態は、どうなっているでしょうか?
イースト菌は糖分を餌にして活動し、炭酸ガスなどを発生させます。発酵オーバーしたということは、炭酸ガスがいっぱいあるということです。
まずフィンガーテストをしてみます。手粉を付けた指を第二関節ぐらいまで押してから抜いてください。
その時に生地に弾力により指の跡が戻される感じなら発酵不足、生地が少しだけ縮んだ状態で残るようなら適正な発酵、たちまち生地が落ちてしまうようなら発酵オーバーです。
ちなみに下の画像の状態が適正な発酵の状態です。
炭酸ガスがたくさん発生した生地は力が弱くなっています。ということはその後、パンを作っても二次発酵で適正にふくらなまい可能性があります。糖分が少ないということは、ッパンを焼いても色がしっかりとつきません。
発酵オーバーした生地は、独特のアルコール臭が発生します。そうなった場合は、仮にパンを作ったとしてもふんわりしたパンが難しいのです。
でもせっかく作った生地です。捨てるのはもったいないですよね?
発酵オーバーした生地の取り扱い
発酵オーバーした場合は、ふくらみにくいので、高さがでなくてもいいようなパンにすることをオススメします。
例えばピザやナンなどがいいのではと思います。
あとは普通にパンを丸めるなどして焼いておき、一日経ったらフードプロセッサーで砕いてパン粉にするという方法もあります。
最後に
苦労して作ったパン生地を発酵オーバーでダメにするのはなんとも切ないものです。
そうならないためには、タイマーをしっかりとかけて管理しましょう。
いつも一次醗酵を1時間取っていたとしても、夏場のように室温が高いなら少し短めにタイマー設定するなどの工夫も必要になってきます。
■オススメ&参考書籍など■
パンづくりの失敗と疑問をスッキリ解決する本(監修)坂本 りか
パンづくりに困ったら読む本(著)梶原 慶春、浅田 和宏
■Kindle版■
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