どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。
食パンを焼いた時、もしくは購入した食パンを食べてみると、耳が分厚くて残念な思いをしたことはありませんか?
分厚い食パンの耳は、食べていても飽きてきますよね?
今日は「クラスト(パンの耳)がなぜ分厚いのか?」「どうすれば薄く焼くことができるのか?」について説明していきます!
原因は3つほど考えられます。
- 生地の温度が低い。
- 焼きすぎ。
- 生地の醗酵オーバーによる生地の乾き
以上が考えられる要因です。
生地の温度が低い
家庭でパンを作る時に水の温度をあまり気にしたことがないと思います。実はこれ結構重要です。
パンは種類にもよりますが、こね上げた時の生地の理想温度があります。
フランスパンなどのリーンな生地は約24℃、バター、卵、砂糖などたっぷり配合されたリッチな生地は約26℃あたりです。
ただしこれはあくまでも一般的な例であり、使用する原材料や製法により異なりますので、必ずしもこのデータ通りとは限りません。
例えば26℃でこね上げるべき生地が20℃だったとします。生地の温度が低いのでイースト菌の働きもあまりよくありません。だから醗酵したとしても、生地状態がよくなければ窯で伸びない場合もあります。
ただ家庭で作るパンは、ここまで温度を管理するレシピもあるわけではありませんので、夏なら水、冬ならぬるま湯でやると大体大丈夫だと思いますよ。
分かりやすく例えると、バーベキューで冷凍のまま焼き鳥を焼いてみてください。火通りが悪いですよね?
逆に解凍された焼き鳥は火通りがいいのでプリップリッに焼き上がると思います。要は表面が冷たいと熱の伝わりが悪い分、焼く時間が長くなってしまい、皮が分厚くなるということです。
焼きすぎ
これも肉で考えると分かりやすいでしょう!焼きすぎたら表面は固いですよね。それと同じです。「あれっ、肉での説明のみ!」というツッコミはなしです(笑)
また窯の温度が低いと焼く時間も長くなっていきます!
生地の醗酵オーバーによる生地の乾き
さすがにこれも肉で例えると適当すぎるので、ちゃんと説明します(笑)
生地が発酵しすぎると、どうなるか!?
生地表面の酸化が進み、表面に膜ができて皮のように乾いてしまいます。イースト菌は糖分を栄養源にして活動していきます。おなかいっぱいになっているので、パンの膨張を低下させてしまうわけです。
糖分が少なくなると、カラメル化反応も弱くなるので焼き色がつきにくくなります。そのためどうしても長く窯に入らざるをえません。
最後に
最初のうちは、いろいろと失敗すると思います。失敗して原因を追究しないと、特にパンの場合は上達しません。失敗にめげず、頑張ってやってみてください!
もっちり、ふんわり極上の食感!!!
■オススメ&参考書籍など■
パンづくりの失敗と疑問をスッキリ解決する本(監修)坂本 りか
パンづくりに困ったら読む本(著)梶原 慶春、浅田 和宏
■Kindle版■
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