揚げた途端にカレーパンが破裂する理由と対策

どうも、パン君です!
今日もブログをご覧頂きありがとうございます。

食欲が低下する夏は、さっぱりしたものにいきがちですが、スパイシーな食べ物も食欲が促進されますので、夏バテ防止にもなります。

うちのお店でもこの時期はカレーパンの試食を積極的に出して販売しています。

突然ですが、自宅でカレーパンを作ったことはありますか?
作ったこととがある方で「揚げていたら綴じ目が開いて破裂しちゃったよ~」という思いをした方がきっといらっしゃるかと思います。

自分もこの仕事に入った頃は、10個作って全部破裂したという経験がありました。

成型した時はしっかりと綴じ目もくっついているのに、揚げた途端に綴じ目が開くのは一体どうしてでしょうか?

カレーパンの破裂の原因とは?

成型したカレーパンを発酵させたら油で揚げます。焼いている時に生地が窯伸びするように、揚げている時にも同じように生地が伸びます。
伸びた時に綴じ目にあることが起こっていると綴じ目は開いてしまいます。

そのあることとは?

考えられる要因を挙げてみたいと思います。

  1. 綴じ目の生地と生地がしっかりとくっついていない。
  2. 綴じ目にカレーがくっついたままになっている。

生地は、油脂を練り込んでいます。しっかりくっつけて成型しないと当然開いてしまいますね。これは何度も作って慣れれば段々と破裂は減っていきます。

また生地にカレーがくっついたままだと、カレーに含まれる油分が邪魔をし、生地と生地がすべってくっつきません。生地には水分が多く含まれています。水と油は敵ですよね!

生地状態も関係する

成型のみならず生地によっても破裂の要因のひとつに挙げられます。

過去記事でパンの良し悪しの70%は生地で決まるということを書きましたが、これもカレーパンの破裂にも当然関係します。

気温を知ることが大切!!!パン作りの良し悪しは生地で決まる!

生地が硬ければ、水分も少なく弾力もあるので生地と生地をくっつけるのに苦労すると思います。

このケースでは、発酵している最中に綴じ目が開いてしまいます。万が一、生地を作って硬いと思った場合は、水を少しずつ足して調整していってください。

またいくら生地がよくても発酵させすぎるのもNGです。発酵させすぎると、イースト菌が糖分を過剰に栄養源にして活動してしまい、保水性を保つはずの糖分が減ってしまうので、表面が乾燥してしまいます。

そうすと生地がくっつきにくくなるし、油で揚げる際に手で持ち上げただけで生地に負担がかかって破ってしまうなんてこともあります。

また揚げている際に生地がふくらんできますが、その時に竹串(なければ爪楊枝でも可)で数か所刺して穴を開けてあげましょう!

竹串で刺すことにより、内部にある空気とカレーの水分が刺した穴から逃げてくれるのです。

薄皮になっている部分に刺してしまうと、破裂の原因にもなりますので注意してください。

最後に

失敗してもめげずに挑戦してみてください!

何度も言うようにそれが上達するために必要なことです。その時になんで破裂したんだと思って、この記事を参考にしてもらえたら幸いです。

最終更新日:2018年4月17日

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おうちで作る基本のカレーパンとアレンジ: 外はサクサク中はとろ~り(著)ねねっち

 






■オススメ&参考書籍など■
パンづくりの失敗と疑問をスッキリ解決する本(監修)坂本 りか
パンづくりに困ったら読む本(著)梶原 慶春、浅田 和宏
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今日は何のパン作る? cuocaオリジナルレシピ集 (レタスクラブMOOK) (著)クオカプランニング
きほんの手作りパン 失敗しないでどんどん上達 料理コレ1冊!(著)藤田千秋

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